昼夜の寒暖差から発生する、豊富な朝露とダイコンハムシ。

田舎のささやかな畑で、9月下旬に蒔いた種子が無事に発芽して、元気に大きくなり出した。



日中と夜の寒暖差は12℃以上となり、明け方には朝露がたっぷりとついているため、水やりの必要はない。根元には枯れ草をたっぷり敷いた自然農スタイルで、補いの米糠やボカシ肥料も少なめ。

農薬や化学肥料などを施肥していないため、簡単にはいかないが、どんな風になるか、成長が楽しみだ。

仲秋へと秋が深まるのを感じながら、マイペースで植物や昆虫たちと、ゆったりと会話したい。

一年のうちで、一番清々しい、気持ち良い季節がやってきた。

小松菜|新戒青菜(しんかいあおな)

日本国内で育種された、自然農法種子から発芽させた小松菜。

直播きした種子は、順調に芽を出し葉を広げだしている。

小松菜|新戒青菜(しんかいあおな)は、日本国内で育種された、自然農法種子にこだわって育てている。干した草をたっぷり敷いて、適度に湿りの具合も調整している。

これまで育ったものの中で、一番驚いたのは、外台所のすぐそばで、こぼれ種から勝手生えした小松菜だった。ほったらかしなのに薹立ち(とおだち)して、すごく大きくなった。

私たちも気長にどうなるか観察してみようと、成長して花をつけ、種子になって、カラカラになるまでそのままにしておいた。すると茎の部分は木質化して、頭部は重く垂れ下がるくらいに山ほど種子をつけた。カラカラに乾燥してポキポキ折れる枝は軽いので、挿し芽・種蒔き用に苗床で使った。

何て強い生命力だろう。畑で育てるより、かえって良いじゃあないか。

好適地は人間では無く、植物の種子が決めるというのを、目の当たりに勉強させられた。

ダイコンハムシ|コンパニオンプランツと天敵による対策

うひやぁー早速、ダイコンハムシの登場だ!あんまり食べないでねー

早速、ダイコンハムシが小松菜を食べにきて、葉っぱに穴を開けだした。

秋播きの場合は、小松菜、チンゲンサイ、大根、かぶ、白菜、水菜、アスパラガス、ラディッシュなどが食害に遭いやすい。ちょっとぐらいなら構わないけれど、大量発生されると葉をボロボロにかじられたりして、困るなー

土地に十分な地力があれば、問題なく育ってくれそうなものだが、如何せん自信は無い。今まで暢気にあまり気にしたこともなかったが、農薬は使えないので、他に何かできることはないか探してみることにした。

葉虫などの害虫は自分の好みの作物を見つけるとき、おおむね嗅覚をたよりにしているそうなので、香味野菜をコンパニオンプランツ(共生作物)として近くに植えることで防ぐことはできないだろうか。ダイコンハムシは、特にニラの切口から出るエキスの匂いを嫌がるらしく、少し切ってニラの葉をそばに置くだけでも効果はあるようだ。また、うちでは紫蘇(シソ)が有力だが、キク科やセリ科の香りが強い植物も効果的で、それを嫌う害虫は近づきにくくなるようだ。

うちの土地はもとから粘土質なので、溝を掘ったりして、こまめに通気をとるだけでもそれなりに良いらしい。のりをつけた割り箸にくっつけてダイコンハムシを駆除するなんていう方法もあるみたいだが、農家さんではないので、そこまではしない。


一番これだ!と思えたのは、ダイコンハムシ天敵であるカエルや蜘蛛などに、頑張ってもらうことだ。小さなカエルは畑の中にもたくさんいてるので、これだと様子を見るだけで、あんまり何もしなくて良い。

よしっ、それでいこう!


人参|筑摩五寸(ちくまのごすん)

日本国内で育種された、自然農法種子から発芽させた人参。

直播きの人参(ニンジン)筑摩五寸(ちくまのごすん)も調子良く出てきた。

種子を蒔くタイミングは少し遅れたが、味を占めて、もう少し追加して蒔いておこう。

日本南瓜|地這いの土手かぼちゃあー

自然農法種子、自家採種から発芽させた日本南瓜。

自然農法種子、自家採種した種子を適当に蒔いた日本南瓜(ニホンカボチャ)が、伸び伸びと斜面の草地を這い出した。

地這いの土手かぼちゃあー!


紫蘇(シソ)の花|自生する万能植物

田舎に自生していた紫蘇を育てて増やして、種子を自家採種してバラ蒔いた。

紫蘇(シソ)の花が雨のように降り出した。とても綺麗な紫色の小さな花々。

紫蘇(シソ)は、もともとこの土地に自生していた薬効植物のうちの一つで、移植して育てて、種子を自家採種してバラ蒔き、増やしてきた。


今夏は記録的な猛暑の影響だと思うが、生育は全体的にあまり芳しく無かったが、何とか花をつけてくれた。

紫蘇(シソ)の葉|日本鹿を避ける作用がある

小さな紫色の花がぱらぱらと、地表一面にこぼれ落ちたあと種子をつける。

紫蘇(シソ)は万能植物で、これまでも随分助けられてきた。

紫蘇(シソ)ジュースを作ったり、薬味としても使えるが、その他にも畑の資材として、工夫しだいでいろいろと活用できる。

その中でも特筆すべきは、紫蘇(シソ)の葉日本鹿が避ける数少ない植物のうちの一つだという発見だった。畑の周辺に張り巡らせ、植えておくと鹿は寄りつかず、かなりの防除効果があった。

日本鹿は節操なく何でも食べてしまう。ネギやニンニクの葉先でもかじられているし、ビワの葉やミョウガの葉ほか、何でもかじって自らの存在を誇示する。昨年初めてのことだが、うちの家の傍に自生している水仙の群落の葉をみんな食べてしまった。水仙には毒性があって、人間がネギやニラと間違えて誤食した場合の重篤な中毒がたびたび報告されている。

いくら日本鹿でも、通常なら敬遠するはずだが、よほど森林の生態環境が悪化しているのか、全国で日本鹿が毒性の非常に強い植物まで食べだしていることが報告されているようだ。

そのあと、日本鹿がどうなっているかは、よくわからないが。

小ネギ|イノシシを避ける作用がある

イノシシ対策で、畑の周囲に配置された小ネギたち。


畑の周囲には小ネギを植えるようにしている。

イノシシの忌避用でもある。このことは、ある知人から教えてもらった。小ネギを植えだしてからは、今のところ、一度も畑には入られていない。


今年は、これまでに見たことが無いくらい、家の周辺の田んぼで、イノシシが猛威を振るっている。

家の隣りの田んぼでも、お米の収穫直前に、イノシシに入られてしまい、壊滅的な被害を受けていた。

山芋むかご御飯|雑穀玄米バージョン

山芋むかご御飯|雑穀玄米バージョン。

ひと仕事を終えて、山芋むかご御飯にようやく、たどり着いた。

いつもはお米を七分づきにするのだが、今回は玄米のまま、自家製の梅干しや大豆・小豆・赤米などの雑穀類と、真昆布・天然ふのりなどの海藻類を加えて炊飯した。

思いのほか上手く炊けて、ご先祖さまにお供えした。

山芋むかご御飯はとても上品な薫りがするので大好きだ。

四万十の焼きあまのりや、金胡麻をトッピングした。

フルボディの雑穀玄米の味に負けじとも劣らず、風味も調和していて、とても美味しくいただけた。

本当においしかった! おかわり!

蘇生回帰の科学|放射能を消す微生物

2011.11 ワールドフォーラム「放射能を消す蘇生回帰の科学が日本を救う!高嶋康豪氏(環境微生物学博士) | 1984年 富士山の砂漠化を防止する富士山運動を開始し、山頂の緑化を実現し、富士山の森林限界上昇にも貢献した。1992年 低レベル放射能に対する分解菌と微生物酵素を創り上げ、放射能を分解消失。世界ではじめて、放射性廃棄物の分解消失処理に成功した。これまでの還元科学の常識を凌駕する、蘇生回帰の科学を提唱。

おわりに、世界ではじめて放射性廃棄物の分解消失処理に成功した、高嶋康豪氏(環境微生物学博士) のスピーチを共有したいと思う。高嶋博士は従来の還元科学の常識を凌駕する蘇生回帰の科学を提唱しており、微生物酵素を使って重金属や放射性廃棄物を消失させる技術を実施レベルで開発している。

2011年3月11日に起こった福島原発事故以来、放射能汚染が大きな環境問題となっているが、解決策はあるのか。直近では、ALPS処理水の海洋放出が物議をかもしているが、政治的なプロパガンダに遮られて、なかなかその本質が見えてこない。

高嶋博士は、2002年 台湾科学技術庁及び原子力委員会から以来を受け、放射能・放射線エネルギー・放射性物質セシウム137の相転移・転移・変異・昇華・消失を実証している。同委員会核能研究所からは、セシウム137が変異・消失している旨の証明書(国家プルーフ)が発行されている。

物理科学の世界では、西洋のアリストテレス以後 2,000年続く還元科学が限界に達し、量子力学でも解らなかった微量元素の正体を、大宇宙物理から解明しようと徹底的に検証が行なわれてきた。その結果、それまで絶対とされてきた還元科学に当てはまる領域は4%に過ぎなかった。ホーキング博士が明らかにした、質量無しに存在するエネルギー体、ダークマター(暗黒物質)においても24%程度。そして最新の科学は、宇宙全体の72%を占めるダークエネルギー、つまり遍在する半重力、ゼロと無限の実在という可能性に突き当たった。

この無限のエネルギーへの理解から創出された技術、蘇生とは融合、回帰とは合成のことなのだという。

高嶋博士は、2010年 中国上海師範大学教授に就任し、生命工学・環境工学教授を兼務している。次世代の地球環境の蘇生回帰のために世界を舞台に活躍中だそうだ。日本の蘇生回帰の科学技術が世界最先端であり、日本人が本当に優秀であることを切々と説いている。このような高尚な科学技術のことを、中国政府は本当に知らないのだろうか。

あくまで憶測だが、私たちに知らされていない最先端技術が、水面下で既に確立されているのではないだろうか。メディアから流されるネガティブな情報に、私たちは翻弄され続けているだけなのではないか。どこまでが本当で、どこからがウソなのか、わからないが。ネットやSNSは確かに素晴らしいが、情報量が多過ぎて、錯綜し混濁していて、精査が難しい。複雑な心境だが、なかなか疑問は解消されない。

しかし、もし高嶋博士の技術が本物なら、人類の未来に少しは希望がもてるだろう。

地球上のあらゆる有機物を生み出した、極小の微生物たちが、

私たちの救世主となる日は、近いのかも知れない。



身近な自然から気づいた事

五十歳時記|秋分|蟄虫坏戸

ダイコンハムシは、特にニラの切口から出るエキスの匂いを嫌がるらしい。

山芋むかご御飯は、本当においしかった! おかわり!

地球上のあらゆる有機物を生み出した、極小の微生物たちが、

私たちの救世主となる日は、近いのかも知れない。

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