およそ8年がかりでよみがえった白梅の木。

田舎の家の白梅の花が咲いた。まだ蕾をたくさん残しているが、ほぼ満開になった。今年は気温が高いせいか、例年より2週間くらい早いペースで開花し始めた。枝ぶりも花数もこれまで以上に、最高に素晴らしい姿によみがえってくれた。ここまでくるのにおよそ8年の歳月がかかっている。


こんなに綺麗に咲いてくれて、私はとても幸せだ。私たちはあらん限りの知恵を絞って、田舎の家をたった二人で蘇らせた。いまや失われつつある、日本の原風景を守りたいという思いから。しかし、いざ実践するとなると中々一朝一夕にはいかなかった。


家屋と敷地内を過不足無くするだけでも大変だった。それからいくつもハードルがあって、数え切れない努力と協力者の支援によって、ようやく丸くおさまった。それから咲いてくれた白梅の花だから、喜びもひとしおなのだ。

ふるさと|日本の原風景

慎ましく香る花々の宇宙。

ふるさと日本の原風景を守りたいと一口に言っても、私たちみたいな素人に一体どんな努力が可能だろうか。純粋に胸の内にある良心に従って、どのように正しく行動してゆけばよいのか。最初は何もわからなかった。だから、自ずから出来そうなことを一つ一つやりはじめた。

私たちは田舎が大好きだ。とても楽しく気持ち良く、地場が安定していて空気もおいしいからだ。


しかしここ数年、農村は疲弊し続けている。私たちが田舎に来た当初と比べても。コロナの影響も甚大だが、まさかここまで欧米の売国拝金主義政策が世間を覆い、日本社会全体が蝕まれ劣化させられてしまうとは。ふるさとへの思いなどと言うものは既に人々の心からあらかた失われてしまい、合理性や利便性というまやかしの価値観に支配されつつある。


このままでは、ふるさとの家や村や国土まで失いかねない。本当にあってはならないことだと思う。

雨水|土の潤い

暖かい雨が降ってきた。

暖かい雨がひとしきり降って、時おり強い風も吹いてきた。


風雨に散らされることなく、もうしばらく満開の白梅の花に咲いていてほしいものだ。

身近な自然から気づいた事

五十歳時記|雨水|白梅の花

白梅の花が咲いた。

枝ぶりも花数もこれまで以上に素晴らしい姿。

もうしばらく満開の白梅の花に咲いていてほしいものだ。

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