節分から2週間経って、田舎の家の白梅が満開となった。ちょうど上弦の月をまわった頃、風もない静かな夜の白梅は特に美しく、たおやかな立ち姿に、樹精をみなぎらせていた。
花の精が月に向かってオーラを放っているかのようでもあり、月が花のオーラを吸い上げているかのようでもあった。天地の気が双方相呼応していて、傍に近づくと胸がすうーっとする。何て微かで上品な良い香りだろう。
音もなく静かに香る白梅
今年は気温が高く、例年に比べて2週間程開花時期が早かった。土日の昼間、晴れている明るいうちに見に来てあげられなかったのが残念だが、夜微かに香る白梅もまた格別だ。ひっそりと私の帰りを待っていてくれたかのように思えて、ああ、本当によく咲いてくれた。この一本の梅の木の花々が、まるで宇宙空間のように見えた。
年に一度のお祝い
まだたくさんの蕾を携えているが、ほぼ満開といってよい。今が一年のうちで、一番美しい時期だ。この日をずっと待っていた。こんな立派な枝ぶりで、花をつけてもらうまでに、あらかた8年はかかっている。
お月様も何か満足げに微笑んでいる。さあ、お祝いしよう。
郷土のささやかなお寿司
今日の晩ご飯、寒い時期は日本海産の脂の乗った青魚が美味しい。久しぶりの鯖寿司、北近畿の郷土のお寿司。満開に咲いてくれた白梅のお祝い、セレブレーション、ささやかな心の贅沢。
舞鶴漁港で水揚げされた鮮魚が手に入るところが、また有り難い。ヒラメのお刺身を一緒にいただこうかな。こちらは淡泊で少し歯ごたえがあって美味しい。
地酒『玉川/コウノトリ』のヴィンテージ
日本酒は大好きな但馬の地酒『玉川/コウノトリ』のヴィンテージを。酒米は地元の無農薬の五百万石が使われており、生酛純米酒のこだわり。これを飲み出してからは他のお酒が飲めなくなってしまった。よほど口に合ったのか相性が良かったのか。お気に入りの備前焼の杯で飲むと、なぜか器でお酒の味も生き生きとして、ぐっと引き立つような気がする。味だけではなく波動やクラスターにも良い影響があるのか。
むらさき(濃口醤油)はずっとお気に入りの『かめびし/三年醤油』を愛用している。最近は、器はやっぱり漆器がいい。軽くて取り回しが良く持ちやすいし、色目が深くてとても綺麗だ。お箸は輪島塗のものを使い心ばかりの復興応援。
静かな静かな夜に咲く白梅、年に一度のお祝い。うわあー咲いてくれて嬉しいなあ。
明日は晴れてくれたらいいのになあ。やっぱり雨かな。
身近な自然から気づいた事
この一本の梅の木の花々が、まるで宇宙空間のように見えた。
満開に咲いてくれた白梅のお祝い、久しぶりの鯖寿司。
夜に咲く白梅、うわあー嬉しいなあ。
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